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資産運用と分散投資1

資産運用では、分散投資という考え方が非常に重要です。

投資の世界では、「タマゴは1つのカゴに盛るな」とよく言われます。すべての卵を1つのカゴに入れて運ぶと、カゴを落とした場合、全ての卵を失うことになります。

これは、1つの投資対象に全資金をつぎ込むと、その投資対象がダメになった場合に多大な損失を被りますよ、ということを表しているわけです。

例えば、A社の株1銘柄に全資金を投入していてA社が倒産したらどうなるでしょうか。一瞬にして全資金がパーになってしまいます。

しかし、もしA社を含む20社の株に均等に投資していたら、A社が倒産しても全資金の5%の損失で済みます。

ところで、20社の株に分散投資するとして、それらが全て自動車関連企業だったとします。円高が進むなどして自動車の売上が激減したらどうなるでしょうか。ほとんど全ての銘柄が値を下げてしまうでしょう。

1社に全資金を投入するよりははるかに良いですが、分散の効果が十分とはとても言えません。

同じ20社の株を買うなら、食料品・医薬品・鉄鋼・精密機械・電力・金融・不動産・・・・というように、なるべくいろいろな業種の銘柄を混ぜて買うようにすれば、分散の効果も高くなります。自動車関連銘柄がダメでも、食料品関係銘柄で利益がでるというようなことがあるからです。

ところが、1年に1〜2回ある株式市場の暴落局面では、これでもダメです。マーケット全体が暴落する時というのは、ほとんどの個別銘柄も引きずられて下げてしまいます。こうなると、どんな業種の銘柄を持っていようと関係ありません。

株式市場全体の暴落に対処するためには、株以外の金融商品にも分散投資することが必要です。

例えば、「景気と資産運用の基本戦略1」で述べたように、債権価格は基本的に株価と逆行しますので、株と債権に資金を分散するのも1つの方法です。その場合も、状況に応じて資金配分の調整は必要です。

さて、このレベルの分散で完璧と言えるでしょうか?

実は、まだ十分ではありません。日本の国力が落ちるなどして円安が進行した場合、円で持っている全ての金融資産は世界的に見て目減りしたことになります。

1ドル100円から1ドル200円まで円安が進んだとすると、同じ日本円で海外から買えるものの量は半分に減ってしまいます。これは取りも直さず、円建ての金融資産が目減りしたことを表しています。

このような円安にも対処しようとすれば、外貨建ての金融商品にも分散投資しておくことが必要です。例えば、外貨預金や外国株、外貨建ての外国債権などがそれに該当します。

このレベルまで考えて初めてまともな分散投資となります。

そして、どの金融商品にどれくらいの資金を割り当てるか、というアセットアロケーション(資産配分)は重要です。そのときどきに合ったアセットアロケーションを行えるかどうかで、資産運用の成否がほとんど決まるとさえ言われています。



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